今回はMTGのフォーマットPauper(パウパー)におけるおすすめの2色地形を紹介します。
Pauper2色土地の基礎
コモンでの2色地形はタップインランドしかないため、他のフォーマットと比べてスムーズに展開することができません。
そのため他のフォーマットみたいに2色地形を大量に投入することはあまり推奨はできず、単色地形が多くなりがちです。もっとも以前と比べるとタップインランドとはいえ性能が良い2色地形が増加している傾向にあります。
Pauperの主な2色地形
2色アーティファクトランド
モダンホライゾンの新顔である2色アーティファクトランドは、単純に2色のアーティファクトを持つ土地というだけでも親和との相性が良好です。
更に破壊不能を持っているため、土地破壊はもちろん殆どのアーティファクト土地の弱点であったアーティファクト破壊に対して強力な耐性を有しています。そのためアーティファクトを活用しないデッキでも2色地形を採用していたデッキであれば、土地破壊に耐性を持つために採用も視野に入るでしょう。
またPauperは土地破壊手段が豊富で、ランデスが行い易い環境でしたが、2色アーティファクトランドが多くのデッキで流行ればランデス系デッキは相対的に弱体化するでしょう。
氷雪タップインデュアルランド
カルドハイムで登場した氷雪タップインデュアルランド。
今までコモンに登場しなかった基本土地タイプを持った2色地形であり、尚且つ氷雪土地でもあるサイクル。
単純に2色氷雪土地と考えるだけでも氷雪フェアリーなど氷雪系のデッキで採用できる性能です。
基本土地タイプも持っているため、基本土地タイプを参照するカードとの相性も抜群です。
例えば森か平地カードをサーチできる守美者の探索の唱えれば、氷雪タップインデュアルランドは友好色と対抗色両方の土地が存在しているため、守美者の探索で全ての氷雪タップインデュアルランドをサーチ可能です。
氷雪と基本土地タイプの組み合わせはかなり強力であり、Pauperでも片方でも参照する多色デッキであれば採用したい土地です。
学舎ランド
ストリクスヘイヴンで登場したタップインデュアルランド。
2021年6月時点では対抗色しか存在していませんが、学舎ランドサイクルの特徴は4マナとタップで占術1が行える点です。土地で占術といえばレアではありますが占術ランドがあります。
占術ランドは戦場に出たときに占術を行いますが、こちらはとタップができる状態でありマナを用意できればいつでも占術を行えるのが利点です。
もちろん占術をするのにはマナ負担が大きく、占術を行うとその土地ではマナを生み出せなくなるのが欠点です。マナを伸ばしやすいコントロール系のデッキでは重宝するのではないでしょうか。
興隆ランド
Jumpstartで登場した土地サイクルで少し変則的な2色土地。
戦場に出るときに土地の固有色以外の色を1つ選びます。生み出される土地は固有色か選択した色となります。
2色までのデッキであればあまり影響がありませんが、3色以上の場合好きな色を選べるので他の2色地形と比べて、ゲーム状況に対して臨機応変に対応できます。
バウンスランド
戦場に出すときに土地を1枚バウンスする必要がありますが、その代わり2マナを生み出すことができます。その性質上、他の土地と比べて1枚で出せるマナの量は優れていますが、戦場に出す際にバウンスする必要があるため、土地破壊をされたときの損失は通常の土地よりも大きいです。
隠れ家ランド
戦場に出たときライフを1点得られる土地サイクル。
得られるライフ量は最低ですが、それでもライフが増えることで持久力は増し、1点を得たことで場合によっては延命でき、その後逆転のチャンスが生まれる可能性もあるため、ライフを得ることは侮れないです。