VScodeはUSBに入れてポータブルとして使用することができます。
USBに入れれば外に持ち運べて、VScodeをインストールしていないパソコンでも利用できます。
この記事ではWindows用のVScodeのポータブルの作り方とポータブルに以前からVScodeを使用している場合、元からあるVScodeの設定を利用する方法をお伝えします。
ポータブルの作り方
まずVScodeのホームページにアクセスします。
「Download now」をクリックし次のページに飛びます。
Windowsの「.zip」から使用したいbitを選択してクリックし、ダウンロードします。
ダウンロードを終えたら解凍し、解凍したファイルをUSBに移します。
移したファイル直下に「data」ファイルを作成します。(Code.exeと同じ場所)
これでポータブルの作成は一先ず終了です。
次の項目からは以前からVScodeを使用している場合、元からある設定や拡張機能をポータブル版で利用する方法を紹介します。
以前から使用しているVScodeの設定、拡張機能をポータブル版に利用する方法
以前から使用しているVScodeの設定や拡張機能をポータブル版で利用するにはポータブル版にファイルをコピーして移行します。
まず拡張機能を移行したい場合です。
拡張機能は以下の場所に保管されています。
user/ユーザー名/.vscode
「.vscode」直下のフォルダを全てコピーしポータブル版フォルダの「data」フォルダ内に貼り付けます。
次にVScodeの設定が保管されている場所です。
user/ユーザー名/AppData/Roaming/Code
上記のフォルダ内に設定が保管されています。まず「Code」をコピーしてポータブル版ファイル内の「Data」内に貼り付けます。このままでは「Code」フォルダ内のファイルが機能しないので「Code」フォルダの名前を「user-date」に改名します。これで移行は終わりです。
「data」フォルダ直下には「extensions」「user-data」「argv.json」の3つが揃っているはずです。
zip版のポータブル以外での利用方法
zip版にはポータブル以外での利用方法があります。
それはVScodeを用途で分けて利用することです。
例えばプログラミング用と執筆用で使い分けることができます。
プログラミングでは英語を多用しますが、英語と日本語では使うフォントが同種類でも読みやすさが異なることが多いです。
他にもプログラミングと執筆ではフォントサイズやVScodeの配色を使い分けたいときもあるでしょう。
そんなときにzip版とインストーラー版の2つを用意します。
zip版は執筆用、インストーラー版はプログラミング用に用途を分けられます。
ただ使い分けるときに気を付けたいのがzip版を解凍しただけでは使い分けることができません。
通常同PC内にインストーラー版とzip版がある際、zip版はインストーラー版の設定を参照するため、設定が同じとなります。
それを防ぐにはポータブル版作成時と同じようにzip版のフォルダーに「data」フォルダーを作成することです。
「data」フォルダーを作成することでzip版独自にVScodeを設定できます。